潰瘍性大腸炎(UC)を患っている人なら、「リアルダ」という薬の名前を聞いたことがあるはず。俺も実際にリアルダを使っているので、その体験談をシェアしようと思う。
リアルダってどんな薬?
リアルダは「メサラジン製剤」の一種で、炎症を抑えるために使われる薬。ペンタサやアサコールと同じ系統なんだけど、一番の特徴は 「一日一回の服用でOK」 っていう点。忙しい人や、薬の管理が面倒な人にとってはめちゃくちゃ便利。また、もう一つの特徴として冷蔵保存が必要っていうのもある。常温保存できるペンタサやアサコールとは違って、リアルダは基本的に 冷蔵庫保管が推奨 されてる。

図1:リアルダ1200mg
リアルダを処方された理由
俺はもともとペンタサやアサコールを試していたんだけど、いまいち効果を感じられなかった。そこで主治医からリアルダを提案されて、現在は 4錠服用 している。
リアルダの飲み心地
リアルダは錠剤がデカめで、ちょっと飲みにくい。ただ、コーティングのおかげで喉には引っかかりにくいし、一日一回で済むからそこまで負担にはならない。
効果について
リアルダを飲み始めた 発症初期から3年半は効果を感じた。お腹の調子も安定して、これは続けられそうだと思ってた。
でも 3年半後に状態が急激に悪化して入院してから現在までで言うとリアルダ4錠だけだと悪化する傾向が強い。おそらく、病状が進行してリアルダ単独ではコントロールしきれなくなってきている感じがする。追加の治療が必要になってきているのかもしれない。
副作用は?
幸運なことに、俺自身は 特に副作用は感じていない。
ただ、気になるのは 怒りっぽくなったり、感情的になることが増えた気がする こと。これはリアルダの影響なのか、単純に病気やストレスのせいなのかは分からないけど、もしかしたら何かしらの影響があるのかもしれない。
リアルダのメリット・デメリット
簡単にリアルダのメリット・デメリットを挙げると
◎メリット
・一日一回でOK(飲み忘れ防止になる)
・錠剤がコーティングされていて飲みやすい
・比較的副作用が少ない(俺の場合は特になし)
×デメリット
・錠剤がデカい
・効果が弱まることがある(俺の場合、現在はリアルダ単独では厳しくなってきた)
・冷蔵保存が必要で、持ち運びが面倒
・価格がやや高め(ペンタサやアサコールより高い場合も)
特にデメリットの最後の部分の価格がやや高めに関しては難しいところだ。俺も当初はリアルダ1か月半ぶんをもらう時に約2万円ほどかかって流石にビックリした。これを今後続けていくのは経済的にかなりしんどいよな。しかし流石は日本。こんな時のために経済的支援を行なっているんだ。詳しくは下記の記事を参照。
リアルダを試してみる価値はある?
リアルダは、特に 「一日3回の服薬が面倒!」って人には向いてる薬。ただし、効果には個人差があるし、俺のように 最初は効いていたけど、後から効果が落ちてきた というパターンもある。
さらに価格や冷蔵保存の手間をどう考えるかもポイント。価格に関しては経済的支援が受けられるけど、保存の手間に関しては避けられない。自宅で飲む分には問題ないけど、旅行や出張が多い人にとっては管理が面倒になる可能性がある。
もし、ペンタサやアサコールが効かなくてリアルダを検討しているなら、一度試してみる価値はあるかも。ただし、リアルダ単独での治療が厳しくなることもある から、今後の病状の変化には注意が必要だと思う。
まとめ
リアルダは 一日一回の服用でOKな便利な薬 だけど、俺の場合は現在リアルダ4錠だけでは症状を抑えきれなくなっている。副作用は特に感じていないが、感情の変化が気になるところ。また、価格や保存の手間も考慮しなきゃいけない。
潰瘍性大腸炎は人によって症状も治療法も違うから、結局は 自分に合うかどうか試してみないと分からない。リアルダが合えば楽だけど、もし効かなくなったときは次の治療を考える必要がある。
長く付き合う病気だからこそ、無理せず、自分に合った方法を見つけていくのが大事だ!
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