潰瘍性大腸炎と自炊~健康な食事を自分で作ろう!~

先日、久しぶりに外に出て体を動かそうと思い、午前中からパワースポットとして知られている「皇居」に行ってきた。皇居がパワースポット?って思う人もいるかもだけど、実は日本でも有数のパワースポット。広大な敷地&空気も清潔で気持ちいいところだった。

しかし、問題はお昼ごはん。 潰瘍性大腸炎を持ってると、外食は気を使うし、内容を間違えるとその日中体調ががた落ちしかねない。 じゃあ、どうするか? 答えは簡単だ。「自炊」することだ!(ちなみに俺は皇居に行ったとき、自分で作ったお弁当を持参した)

そこで今回は潰瘍性大腸炎と自炊について書いていくことにする。主に①自炊するメリット、②自炊を継続する方法の2つを書いていく。それでは早速見ていこう。

目次

自炊のメリット

潰瘍性大腸炎患者が自炊をするメリットは主に2つだと思っている。

①体調管理が極端にらく
②節約になる

それぞれを詳しく見ていこう!

①体調管理が極端にらく

自炊って、自分で材料選んで、調理方法も決めるから、自分の体に合わないものを避けやすい。 たとえば、脂っこいものを控えたり、刺激物を排除したりとかね。 「今日はちょっとお腹が不安定だな」って思ったら、おかゆにしてみたり、具なし味噌汁だけにしたりもできる。 しかも、自分の調子を見ながら食材を選ぶ習慣がつくから、結果的に体調の波も小さくなる。

※どんな食材を選んでいるかの記事は下記を参照

外食やUverは簡単でらくだけど、添加物やら安い油やら何入ってるかわからないものも多い。 「今日の一回くらい食べてもいいや」って考えることもできるけど、潰瘍性大腸炎のような病気には、その「一度」のダメージが大きいんだよね。俺も居酒屋や安いチェーン店で何度もこれを経験し、何度も再発してきたから、本当に気を付けている。

※外食や居酒屋、症状の悪化に関する記事は下記を参照

②節約になる

自炊って、ちゃんと考えるとめちゃくちゃコスパいい。 たとえば、外でランチすると1回1000円~2000円近く飛ぶけど、自炊なら数百円で収まることもザラ。 しかも、材料買ってきてまとめて作れば、何日か分まとめて用意できるから、さらにお得。 特に、潰瘍性大腸炎患者は薬代が高かったり、将来的に体調不良で休職してしまったり働くことが出来なくなってしまったりと経済面の不安も常に付きまとう。だからこそ節約できるところはしっかり節約して、経済的な安心を担保しておくことはかなり重要だと思っている。

※潰瘍性大腸炎患者が使える経済的支援は下記の記事を参照

自炊を継続する方法

とは言え、自炊もデメリットがある。それは継続するのが難しいってことだ。自炊って最初はやる気あるけど、毎日となるとめんどくさくなるんだよね。特に体調がすぐれない時なんてなおさらだ! ここで、俺なりの自炊を続けるコツを以下に3つ記載する。

①基本的に和食で固定
②手間をかけずにシンプルに
③完璧を求めない

①基本的に和食で固定

自炊をしない人は恐らく「今日は何作ろうかな?」と毎回自炊のたびに思考していることが原因だと俺は思っている。そんな時、俺がおすすめするのは「基本毎日3食のメニューを和食に固定」だ!なぜ和食かって?それは和食って、潰瘍性大腸炎の人にめちゃくちゃ相性いいからだ! 素材そのものを活かす料理が多いし、油もそんなに使わないし、消化にいいものが多い。 焼き魚、ごはん、味噌汁、煮物。これだけで完璧。迷ったら「和食原点回帰」でOK。 外食っぽい凝ったメニューを頑張って作ろうとしないこと!

ちなみに俺の基本的なスタメンは

朝:白米、味噌汁、卵
昼:白米、味噌汁、卵、焼き魚
夜:白米、味噌汁、焼き魚(鳥肉or豚肉)、野菜

だ。もちろんその日のコンディションによってスタメンは変わるし、3食→2食や1食に減らすときもある。ただ見てわかる通り、ほぼ3食固定メンバーだ。このように「いかに自炊を継続することができるか」にこだわることが大事だと思っている。その為には「無駄な思考しないこと=先に仕組化すること」が大事だ!

※和食に関する記事は下記の記事を参照(上記記載の食材に関する関連記事と同じ内容です)

②手間をかけずにシンプルに

凝った料理なんていらない。むしろシンプルが正義。 焼くだけ、煮るだけ、蒸すだけ。 例えば、魚焼いて、ごはんと味噌汁で終わり、でも全然いい。 自炊で大事なのは「手間をかけること」じゃない。「継続できること」だ!

因みに、皇居に行ったときに持参したお弁当はこんな感じ↓

米は冷凍保存のものを、卵は器に移してレンチン。魚は焼いて、野菜は適当に切って炒めた。ちょっと自炊するだけで4毒と言われているものの内、小麦、砂糖、乳製品はしっかりカットできたし、節約にもなった!(野菜は炒めるのでオリーブ油で妥協。ホントは蒸したりできるとベストだけどな笑)。ちなみに見栄えなんかどうでもいい。誰かに見せたり食べさせたりするんじゃないんだから。バランスの良い栄養が取れれば自炊は100点だ!

③完璧を求めない

上記で植物油(その中でも比較的良いほうだといわれるオリーブ油)を使っているが、完璧に4毒抜こうとか、今日から一生外食やめましょう!なんてのは無理な話し。てかそんなことしてたら自炊なんて続かない。 俺だってたまには外食(基本は和食だが笑)したりする。つまりできない日があっても全然OKということだ! 「今日は適当でもいいや」って日を作らないと、続かないから。 7割くらいできてたら上出来!それくらいのゆるさで十分。自炊始めたての人はまず、週に1回は自炊とかそんくらいのハードルから始めてみよう。そして慣れてきたらどんどん自炊の割合を上げていこう!

まとめ

最後に、今回のポイントをまとめる!

  • 潰瘍性大腸炎でも安心して食べたいなら、自炊一択!
  • 自炊のメリットは①体調管理がらく、②節約になる
  • 続けるコツは①和食固定、②シンプル料理、③完璧を求めない
  • 毎日頑張りすぎない!7割できてたらOK!

体調一番で、ゆる~くコツコツ続けていこう! 自炊、思ったより楽しいし、自分の体を大事にする最高の習慣だから。

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この記事を書いた人

「経歴」
浪人 → 理系学部卒 → システムエンジニア
「趣味」
サッカー、読書、旅行、K-POP
(特に aespa。推しは ニンニン)
「潰瘍性大腸炎との歩み」
大学入学時に全大腸炎型の潰瘍性大腸炎を診断されるも、リアルダ4錠を服用しながら順調な大学生活を送る。しかし大学4年時、卒論提出直前に再発。元日に入院し、10日間で退院。その後、3か月は症状を抑える。しかし社会人になり、働き始めて2週間後に再発。現在までステロイド治療を継続しながら療養中。約1年間、完全な寛解に至っていない現状と向き合い続けている。
「新たな挑戦」
1年間安静にしても寛解しない中で、「病気と共存しながら人生を楽しむ」ことを決意。ブログを開設し、「潰瘍性大腸炎の不安を一人で抱え込まない」 をモットーに、自身の経験や考えを発信し、同じ病気に悩む方へ勇気と笑顔を届けていく。

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