潰瘍性大腸炎とカウンセリングでの3つの教えと2つの学び

先日、会社が外部のカウンセリングサービスを委託してくれて、初めてカウンセリングを受けてきた。俺は食事、運動、睡眠に関しては特に大きな不安はなかったが、ストレスについてはかなり気になっていた。特に、人間関係において小さなストレスが積み重なると、ある瞬間に感情的になってしまうことがあり、それを改善したいと思っていた。

今回のカウンセリングでは、その不安について相談したところ、カウンセラーの方から3つの重要なことを教えてもらった。今回の記事ではそのことについて記載し、またそこから学んだ2つのことについても記載していく。


目次

1. 難病を抱えている人は、デフォルトのストレス状態が普通より高い

まずカウンセラーの方が最初に言ってくれたのは、「難病を抱えている人は、一般の人よりも常に高いストレス状態にいる」ということだった。

これは、潰瘍性大腸炎のような慢性疾患を持っている人なら、ある意味当たり前の話だ。やりたいことを制限されるし、食事の自由も少ない。体調が不安定で、いつどこで体調が崩れるかわからない。この状況が続くと、普通の人なら気にしないようなことでもストレスを感じやすくなる。

だからこそ、「自分を責めなくていい」と言われたのが嬉しかった。ストレスを感じるのは当然のことだし、「自分はよく頑張っている」と認めてあげることが大切だという。むしろ、頑張りすぎて自分を追い込むのではなく、意識的にご褒美を与えたり、自分を褒めてあげる習慣をつけることが重要らしい。


2. 小さなストレスでも相手に伝えてあげることが大切

俺が特に悩んでいたのは、些細なことでもため込んでしまい、最終的に爆発してしまうことだった。

カウンセラーの方曰く、「ためてしまうのは相手を思いやっている証拠」らしい。つまり、相手との関係を壊したくない、場の空気を悪くしたくないという気持ちがあるからこそ、言葉を飲み込んでしまうのだ。

でも、それが結果的にストレスの蓄積につながり、人間関係をより難しくしてしまう。そこで教えてもらったのが、「感情には第一次感情と第二次感情がある」という考え方だ。

例えば、彼氏がデートに遅刻してきたとき、彼女は怒るかもしれない(これが第二次感情)。でも、本当の感情は「彼氏ともっと長く一緒にいたかった」「せっかくおしゃれしてきたから早く見てほしかった」などの別の感情(これが第一次感情)だったりする。

つまり、怒る前に「自分は本当は何を感じていたのか?」を整理し、第一次感情の方を伝えてあげると、相手も受け取りやすくなるということだ。

この時、感情を書き出して整理すると効果的らしい。例えば、日記やジャーナルを書くことで、自分の気持ちを客観的に見つめ直せる。俺もブログに自分の考えや思いを書きだすことで、今後も自分の頭の中を整理していきたいと改めて思った。


3. 考えすぎると疲弊するので、没頭できる趣味を持つことが大切

俺は性格的に神経質で、不安症の傾向がある。気になることがあるとすぐに調べたり、考え込んでしまう。特に病気については、気になったことをスマホで検索し続けてしまい、余計に不安が増すことが多かった。

カウンセラーの方からは、「考えすぎると脳が疲弊して、さらに不安が強くなるから、没頭できる趣味を持つことが大事」と言われた。

確かに、何かに集中しているときは、悩みや不安を考えている暇がない。だから、本を読むのもいいけど、それ以外にもパズルや塗り絵のように手を動かす趣味もおすすめらしい。これを機に新たな趣味を見つけたいな!


今回のカウンセリングで特に学びになったこと

今回のカウンセリングで、特に印象に残った学びが2つある。

1. 「自分を追い込みすぎないでいい」と安心できたこと

カウンセラーの方が、「マサヤさんはこんな状況でも自分と向き合ってよく頑張ってます、偉いよ本当に」と言ってくれた。

正直、俺は今まで「自分の現状から目をそらさずに向き合いつづけないとダメだ」と自分を追い込む癖があった。でも、この言葉を聞いて、「頑張りすぎなくてもいいんだ」と、少し肩の力が抜けた気がする。

2. 一番のストレスの原因は「自分の思いを伝えられないこと」

今回のカウンセリングを通じて、俺の一番のストレスの原因は、「言いたいことがあっても言えないこと」だと気づいた。

俺は論理的な性格で、あまり本音を口に出せないタイプだ。自分の気持ちを無視して、周りに合わせようとすることが多い。そしてそれに耐えられない人であることを今回カウンセラーの人が教えてくれた。これは自分の中で大きな発見だった。俺は無理してたんだなって気づけたことは今後どのようにして人と付き合っていくかの重要なカギになるし、ストレスとうまく付き合うことにもつながってくる。

これからは、心理的ハードルを下げるために、「チャットを活用して相手に伝える」ことを意識しようと思う。直接言うのが難しくても、テキストなら伝えやすいし、自分の気持ちを整理する時間も作れる。


まとめ

今回のカウンセリングでは、ストレスとの向き合い方について多くの学びがあった。

  • 難病を抱えている人は、普通よりもデフォルトのストレス状態が高い。だから、自分を責めずに、褒めてあげることが大切。
  • 小さなストレスでも相手に伝えることが重要。特に、怒る前に「第一次感情」を整理して伝えると、より円滑なコミュニケーションができる。
  • 考えすぎると疲れるので、没頭できる趣味を持つことが大切。本以外にパズルや塗り絵などもおすすめ。

そして、俺自身が特に学んだことは、 「自分を追い込みすぎなくていい」という安心感 と、 「自分の思いを無視するとストレスが溜まる」という気づき だった。

これからは、少しずつでもストレスと向き合いながら、病気とも上手く付き合っていけるようにしていきたい。みんなも、今回の学びが何かの参考になれば嬉しい!

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この記事を書いた人

「経歴」
浪人 → 理系学部卒 → システムエンジニア
「趣味」
サッカー、読書、旅行、K-POP
(特に aespa。推しは ニンニン)
「潰瘍性大腸炎との歩み」
大学入学時に全大腸炎型の潰瘍性大腸炎を診断されるも、リアルダ4錠を服用しながら順調な大学生活を送る。しかし大学4年時、卒論提出直前に再発。元日に入院し、10日間で退院。その後、3か月は症状を抑える。しかし社会人になり、働き始めて2週間後に再発。現在までステロイド治療を継続しながら療養中。約1年間、完全な寛解に至っていない現状と向き合い続けている。
「新たな挑戦」
1年間安静にしても寛解しない中で、「病気と共存しながら人生を楽しむ」ことを決意。ブログを開設し、「潰瘍性大腸炎の不安を一人で抱え込まない」 をモットーに、自身の経験や考えを発信し、同じ病気に悩む方へ勇気と笑顔を届けていく。

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