潰瘍性大腸炎の治療って薬との付き合いがめっちゃ大事。でも、薬って合う合わないがあるし、副作用が出ることもある。今回、俺が飲み始めた免疫調整剤「イムラン」でガッツリ副作用が出た話をしていく。これから飲む人や、別の薬で治療してる人の参考になれば幸いだ。それでは早速見ていこう。
イムランってどんな薬?
イムランは免疫調整剤の一種で、潰瘍性大腸炎の治療に使われることがある。ざっくり言うと、免疫の暴走を抑えて炎症を和らげる感じ。でも、その分、副作用のリスクもある。
免疫系を抑える薬だから、感染症にかかりやすくなることもある。俺の場合、主治医から「これを使えば症状が落ち着く可能性がある」と言われて、試してみることになった。

図1 イムラン50mg
飲み始める前の準備
まずは血液検査で、副作用が出やすい体質かどうか調べる。俺の場合、採血管4本から6本分くらいを採った。
因みに結果は問題なしってことで、いよいよイムランを飲み始めることになったのである。
少量からのスタート
最初は0.5錠(半錠)を1週間、毎日飲む。俺は最初、「0.5錠とは何事!?1錠も飲めないのかよ!!」とシンプルに驚きを隠せなかった。案の定、特に体調の変化もなく、「あれ?意外といけるんじゃね?」ってこの時は思ってた。
しかし、のちにこの考えが甘かったことが判明する。今思えば、0.5錠で様子見る理由が嫌というほどわかる。
1錠になってからの異変
次のステップは、1錠を2週間、毎日飲むこと。ここが勝負どころだった。
1錠を飲み始めて、ちょうど2週間くらい経ったころの朝——
「ん、なんか左側の腹が痛いぞ?」
と違和感を覚えた。最初は前日、夕飯を食べ過ぎて、便秘気味になってしまったのかなと思った。しかし夕方ごろになると急に腹の左側に激痛が走る。
「これは明らかに異常」ってレベルの痛み。しかも熱も38.4度まで上がって、さすがにヤバいと思った。
食べると激痛が走り、そのせいで食欲もなくなるし、横になっててもズキズキ痛むし、まじで耐えられない状態であった。とりあえず水分だけは取るようにして、翌朝病院へ行くことにした。
病院での診断結果
翌日、熱は下がったけど、まだ左の腹が痛いし、不安だったから病院へ。
血液検査の結果を見た医者が一言。
「膵臓の数値、めっちゃ上がってるね。」
どうやら、イムランの副作用で膵臓に炎症が起こってたらしい。膵炎ってやつだね。薬の副作用で膵臓にダメージがいくことがあるって聞いてたけど、まさか自分がそうなるとは思わなかった。主治医の方曰く、どうやら免疫調整剤(イムラン)で膵炎になるのは5%~6%の確率らしい。かなり低確率なのに、どうやら貧乏くじを引いてしまったらしい。せっかくなら宝くじとかにしてくれと思ったくらいである。
ちなみに、膵炎になると食事も注意が必要らしい。脂っこいものとか消化に負担がかかるものは控えたほうがいいってことで、数日間はゼリー状のエネルギー補給食や消化のいい食事を続けることになった。
結局、俺はイムランをやめることに
このまま飲み続けたらもっとヤバいことになるかもってことで、イムランは即中止。
そして、俺は免疫調整剤の使用が難しい体質かもしれないってことが判明。つまり、今後この系統の薬は使えない可能性が高い。だいぶきつい闘いだ…
その後の治療方針
イムランがダメだったので、次の治療法を考えることになった。
主治医と相談しながら、どれを試すか考え中。正直、イムランが効いてくれれば楽だったんだけどなぁ。
まとめ
・イムランは潰瘍性大腸炎の治療に使われるけど、副作用が出ることもある。
・事前の血液検査では問題なしだったけど、実際に飲んでみたらダメだった。
・1錠を2週間続けたところで、膵炎の症状が出てしまった。
・結局、俺はイムランをやめることになり、次の治療法を考えることに。
潰瘍性大腸炎の治療って、一発でピタッと合う薬が見つかることのほうが少ない。今回みたいに試行錯誤しながら、自分に合う治療法を探していくしかない。寛解への道のりはまだまだ続く・・・
同じ病気で治療中の人、これから薬を試す人も、副作用には気をつけて。何かおかしいなと思ったら、すぐ病院に相談するのが大事!絶対に一人で抱え込まないようにしてくれ!