潰瘍性大腸炎を患っていると、食事の選び方に気を使う。特に、腸に負担をかける食材を避けるのは基本だ。過去に潰瘍性大腸炎患者が気を付けるべき食事について書いた投稿があるので、詳しくはそちらを参照してくれ!
でも、気を付けるべき食事は分かったけど、具体的には何を食べたらいいの?という迷う人も多いと思う。そんな時におすすめなのが和食だ!
和食は、潰瘍性大腸炎の症状を考慮した食事にしやすい。なぜなら消化に優しく、体に負担の少ない食材が使われることが多いから。特に今回メインになってくる4毒(小麦、砂糖、植物油、乳製品)を避けることが出来る。俺もこれを実践してから、大腸で出血している状態でも、お腹の痛みを最小限に抑えられているし、更に便の回数も1日1回程度をキープできている。それでは早速、潰瘍性大腸炎患者にとって和食が最強な理由を見ていこう!
(※今回は上記関連記事に書いてある事は前提とし、それ以外でさらに腸をいたわる方法として和食で4毒を避けることをメインに書いている点に注意してくれ!)
和食が潰瘍性大腸炎に向いている理由
以下に大きく4つの理由を示す!
1.4毒を含まない
潰瘍性大腸炎では、小麦、砂糖、植物油、乳製品といった「4毒」を避けるとよい。なぜなら4毒は消化不良や刺激によって大腸に悪影響を与えるからだ。和食はこれらを排除しやすい。
4毒が大腸に与える悪影響を下記に簡単に示す。
- 小麦:グルテンが腸壁を傷つけ、炎症を悪化させる可能性がある。特にパンや麺類は腸に負担をかけやすい。
- 砂糖:腸内の悪玉菌を増やしやすく、腸内環境のバランスを崩しやすい。甘い煮物や菓子類には注意が必要。
- 植物油:サラダ油やキャノーラ油などの精製された植物油は炎症を促進しやすい。揚げ物や炒め物は控えた方がよい。
- 乳製品:乳糖不耐症の人も多く、消化不良や腹痛を引き起こす原因になりやすい。
みんなもこれらを食べているとお腹に違和感を感じたり、便の調子が悪かった経験があると思う。そんな人は特にこれらを避けてみてほしい。お腹や便の調子が改善されるはずだ!
2.消化に優しい
和食は、米や魚、野菜を中心としたバランスの良い食事。炊いたご飯や柔らかく煮た野菜、出汁を使った料理は消化しやすく、腸への負担が少ない。特にパンより米、肉より魚の方が明らかに消化が良い。俺も米や魚だと消化不良になりにくく、お腹の違和感を感じずに過ごすことが出来る!
3.発酵食品が豊富
味噌や納豆、漬物などの発酵食品は腸内環境を整えるのに役立つ。ただし、塩分の多いものは控えめに。
4.シンプルな調理法
和食は、素材の味を生かすためにシンプルな調理が多い。シンプルな分、腸にも優しい。
潰瘍性大腸炎でも食べやすい和食メニュー
以下に潰瘍性大腸炎患者でも食べやすい和食の例を挙げていく!
- 白米(おかゆや柔らかめのご飯)
消化しやすく、腸に優しい。 - 味噌汁(具は柔らかめ)
味噌には腸を整える効果があるが、塩分が多いので薄味で。 - 煮魚(白身魚がおすすめ)
油が少なく、消化しやすい。醤油やみりんで煮ると食べやすい。 - 温野菜(にんじん、大根、ほうれん草など)
生野菜よりも温野菜のほうが消化に優しい。 - 豆腐料理(湯豆腐や冷奴)
タンパク質が豊富で消化も良い。
避けたほうがいい和食
以下に潰瘍性大腸炎患者が避けたい和食の例を挙げていく。
- 小麦を含むもの(うどん、そうめん)
消化に悪く、腸に負担をかけやすい。 - 砂糖が多いもの(和菓子、甘い煮物など)
腸内の悪玉菌を増やしやすい。 - 乳製品(牛乳、チーズ、バターなど)
腸に刺激を与えやすい。 - 植物油を多く使う揚げ物
炒め物よりも蒸し料理や煮物を優先。
俺は上記のものを基本的に食べないが、合う合わないは個人差にもよるから、自分で試してみることが重要だ!
まとめ
和食は、潰瘍性大腸炎の人にとって食べやすく、安心できる食事スタイル。生ものや脂っこいもの、濃い味のものを避け、加熱調理された消化に良いものを選ぶことが大切。
俺のように内視鏡で出血している状態でも、食事に気をつければ、おなかの痛みも最小限に抑えられ、トイレの回数も1日1回程度に落ち着くことが出来る。過去に内視鏡検査の担当医に「よくこんだけ赤いのに便の回数が1回で済んでいるよね。こんだけ赤かったらもっと症状が強く表れてもおかしくないのに」といわれたが、便の回数が1回で済んでいる理由は、間違いなく俺が毎日の食事に気を使っているからと胸を張って言える。
みんなも日々の食事で腸をいたわりながら、俺と一緒に美味しく和食を楽しんでいこう!
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