潰瘍性大腸炎と東洋医学 ~はり灸~(8回目)

目次

はじめに

潰瘍性大腸炎は、完治が難しく、長く付き合っていく必要がある病気。多くの人が西洋医学の薬で症状をコントロールしているけど、それでも寛解と再燃を繰り返すことが多い。じゃあ、薬以外に何かできることはないのか?

俺がネットやSNSや書籍を見ると、どうやら 東洋医学、特に はり灸(鍼灸) が効果的らしい。実際にはり灸を受けた人の口コミでは「はり灸で潰瘍性大腸炎の症状が落ち着いた!」というコメントがいくつもあった。

そこで俺は、効果を検証するために東洋医学~はり灸~を受けに行っている。今回は8回目を受けてきた結果報告だ。またその前に東洋医学とは何か、はり灸が潰瘍性大腸炎にどう関係するのか、実際の施術や効果についておさらいしていきたいと思う。それでは早速見ていこう。

※1回目の記事はこちら↓

※2回目の記事はこちら↓

※3回目の記事はこちら↓

※4回目の記事はこちら↓

※5回目の記事はこちら↓

※6回目の記事はこちら↓

※7回目の記事はこちら↓


東洋医学とは?

東洋医学は、中国をはじめとするアジア圏で発展してきた伝統医学。
現代の 西洋医学は病気の原因を取り除くアプローチ をするのに対し、東洋医学は 「体全体のバランスを整え、自然治癒力を高める」 という考え方。

具体的には、

  • 気・血・水のバランスを整える(体のエネルギーや血液、体液の流れを調整)
  • 「証(しょう)」を見極める(患者の体質や状態を細かく判断)
  • はり灸・漢方・気功などを使って治療

潰瘍性大腸炎のような慢性炎症性疾患は、西洋医学の薬だけでは対応しきれないことも多い。だからこそ、東洋医学の「体全体を調整するアプローチ」に可能性を感じる人もいる。


はり灸とは?

はり(鍼) → 細い針をツボに刺して、気や血の流れを整える治療法。
灸(きゅう) → ヨモギを使ったお灸でツボを温め、血流を促進させる治療法。

はり灸の目的は、 自律神経を整え、免疫バランスを調整し、体の治癒力を高めること。
特に潰瘍性大腸炎のような ストレスや免疫異常が関係する病気 には、はり灸が有効だと言われている。


はり灸と潰瘍性大腸炎の関係性

俺が施術者の方に効いた情報によると、東洋医学では、五臓六腑で体の関連性を考える。潰瘍性大腸炎患者と関連深いのは「肺」「大腸」「鼻」であり、潰瘍性大腸炎以外にもこれらの部位に関連する不調が多いという。実際、問診ではアレルギー性鼻炎(花粉症)、便秘、下痢、睡眠障害、末端冷え性、腰痛などの項目に俺は該当したが、まさにこれらの症状の多くは「肺」「大腸」「鼻」に関連しており、潰瘍性大腸炎患者の特徴であるという。

図1 五臓六腑

今見てきた、上記の症状(特に潰瘍性大腸炎)をはり灸で改善していくという。そこではり灸の具体的な効果を以下に示めす。

① 自律神経の乱れを整える

潰瘍性大腸炎の悪化には、自律神経が大きく関わっている。特に 交感神経が優位になると腸の炎症が悪化しやすい。はり灸は副交感神経を優位にし、リラックス状態を作ることで炎症を抑える効果が期待できる。

② 血流を改善し、腸の働きをサポート

腸の不調は血流の悪さと関係が深い。特に「お腹が冷えやすい」「ストレスで胃腸が硬くなる」という人には、お灸が効果的。血行を良くすることで、腸の動きがスムーズになり、症状の緩和につながる。

③ 免疫バランスを整える

潰瘍性大腸炎は 免疫の異常 が原因の一つ。はり灸は 免疫の過剰な働きを抑え、バランスを取る効果 があるとされている。


実際の施術

実際に潰瘍性大腸炎で はり灸治療を受けると、どんなことをするのか?

① 体質チェック(問診・脈診)

最初に 「証(しょう)」を診る ために、体の状態を細かくチェックする。

  • 現在の体の不調に関する問診
  • 脈の強さやリズム
  • 体の冷えやコリ

② ツボへの施術

潰瘍性大腸炎の人に使われる代表的なツボに「はり」を刺したりや「お灸」を施す。

はり は細い針をツボに刺す。人によってはじんじん響く痛みがあるらしい。(俺はそこまで感じなかった。)
お灸 は温めることで血流を促し、腸の冷えや免疫のバランスを整える。ちなみに今回は首の後ろにお灸を施した。

③ 施術後の注意点

はり灸を受けた後は、 血流が良くなるため、眠気やけだるさを感じることがあるらしい。ちなみにこれは施術がしっかり効いている証拠らしい。
また、一度の施術で劇的に良くなるものではなく、 定期的に通うことで効果を実感しやすくなるらしい。体の機能が回復するのに120日かかるらしいので、3~4か月をめどに不調の改善を実感するという。また、施術頻度に関して、最初の数回は1~2週間に一回、その後は1か月に一回のペースで受けると良いという。


実際に施術を受けてみてのはり灸の効果や感想(8回目)

今回で通算8回目ということもあり、2回目,3回目,4回目,5回目,6回目,7回目と同様に施術は早く感じた。(それでも1時間くらい施術を行なっていた。)今回は正直なところ7回目施術後とほぼ同じだ。ということで詳しくは7回目を参照してくれ!

※7回目の記事はこちら↓

また今週は鍼灸ではなく、別件で壮絶な戦いがあった・・・
俺の今後の人生を後押しする出来事だったから気になったらそちらも参考に!

※俺の人生の中で1番の激痛の経験が更新された記事はこちら↓

※参考:鍼灸師の方との会話の備忘録

■入浴は良いけど、炎症には注意

入浴は血流が良くなって、基本的に体にとって超いい。
でも、体内で炎症がある場合は炎症を増進し逆効果になることも。
(炎症は骨折で言うとパンパンに腫れてる状態なので)
潰瘍性大腸炎などで体内に炎症がある状態で風呂に入った後、炎症が増進されて夜中痛くて起きてしまう場合は、
入浴を控えて睡眠を優先にした方が良いらしい。
(睡眠で体が回復するので、その睡眠に害があるなら、たとえ血流が良くなっても入浴は控えるべき)。


■健康法は「本能」に従うのが最強

食事、運動、入浴、睡眠…健康にいいことって色々あるけど、結局自分の“本能”が教えてくれる。
「なんか今日は食べたくない」「今は休んだ方がいい気がする」っていう動物的直感は本当に大事!
(動物もお腹が減ったら食べるし、眠い時に寝る。病気になったら食べずにじっと寝てる。人間も結局動物だから本能は馬鹿にできない。)
ただし、まったくノープランだと迷子になるから、ある程度の“方向性”は持っておこう。

※以下は男女間のコミュニケーションの違いについて話した内容なので、興味がない方はスルーしてください笑

■男は「解決」で快感を得る

男性って、誰かの悩みを聞くとすぐ「こうすればいいじゃん!」って言いたくなる生き物。
自分のアドバイスで相手が悩みを解決してくれるのが嬉しいし、そこに快感を感じる。
だから上司とか、部下を持つ立場になった時は「解決策を提示→実行してもらう」ってスタイルはわりと有効!


■女は「共感」で安心する

女性はね、解決より「わかる~」「それは大変だったね~」って共感してほしい生き物。
最初にちょっと話のジャブ打って、軽く反応をうかがったら、そのあとはずっと共感でよいらしい笑。
理由はジャブを打った後は女性が話したいことを滝のように話すからである笑
永遠に共感した後、最終的に女性から「この悩みどうすればいい?」って聞かれても、安易に答えを出さずに一緒に悩むのが正解。(つまりまだ共感フェーズ笑)
粘って粘ってようやく「私だったら…」「あの人はこうしてたって聞いたよ」みたいに、ふわっとした形で伝えるのが◎。自分の中に答えをもたずに、あくまでも外に答えがあり、第三者の意見を伝えている感覚が良いらしい!

■男女の会話ってホントに奥が深い

男性脳で女性に話しかけると、すれ違うこと多い。
どんなに仲のいい夫婦でも、言いたいことの5〜10%しか伝えられてないって話もある。(鍼灸師の患者さんの体験談)
80歳超えても「女性は難しい…」って悩むおじいちゃんもいるらしい。笑(鍼灸師の患者さんの体験談)
つまり、一生勉強男女は分かり合えないことを前提に!


■「今日なにしてたの?」は要注意ワード

家庭内の夫婦の何気ない「今日なにしてたの?」って言葉も、相手によっては
「家事ちゃんとやったの?」って圧に感じることがあるらしい。
言葉ってムズい…優しさのつもりでも、伝え方大事!

まとめ

  • 東洋医学は 「体全体のバランスを整え、自然治癒力を高める」
  • はり灸は自律神経を整え、腸の働きをサポートする効果が期待できる。
  • 免疫バランスを調整し、ストレスを軽減することで、症状の安定につながる可能性がある。
  • ただし、即効性はなく、継続的に通うことが大切。
  • 8回目は7回目とほぼ同じなので割愛!

潰瘍性大腸炎は長く付き合う病気だからこそ、薬だけに頼らず、東洋医学も選択肢のひとつとして考えてみるのもアリ。興味があれば、一度専門のはり灸院で相談してみるのもいいかもしれない。また、今後のはり灸の効果に関しては随時更新する予定なので、お楽しみに!

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この記事を書いた人

「経歴」
浪人 → 理系学部卒 → システムエンジニア
「趣味」
サッカー、読書、旅行、K-POP
(特に aespa。推しは ニンニン)
「潰瘍性大腸炎との歩み」
大学入学時に全大腸炎型の潰瘍性大腸炎を診断されるも、リアルダ4錠を服用しながら順調な大学生活を送る。しかし大学4年時、卒論提出直前に再発。元日に入院し、10日間で退院。その後、3か月は症状を抑える。しかし社会人になり、働き始めて2週間後に再発。現在までステロイド治療を継続しながら療養中。約1年間、完全な寛解に至っていない現状と向き合い続けている。
「新たな挑戦」
1年間安静にしても寛解しない中で、「病気と共存しながら人生を楽しむ」ことを決意。ブログを開設し、「潰瘍性大腸炎の不安を一人で抱え込まない」 をモットーに、自身の経験や考えを発信し、同じ病気に悩む方へ勇気と笑顔を届けていく。

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