薬を飲んでも改善しない人必見!!潰瘍性大腸炎を改善(寛解)させるための最強食事メニュー

潰瘍性大腸炎を患っていると、「薬を飲んでいるのに全然良くならない」と悩んでいる人、多いと思う。
俺自身、初回発症から数年後に再燃して、そこからなかなか寛解できずに苦しんだ。

リアルダ4錠に加え、ペンタサを追加しても、コレチメント、レクタブルなどのステロイドを使用しても、イムランなどの免疫調整薬を使用しても、一時的に良くなっては症状がぶり返すばかり。さらに強力な薬を使えば使うほど、副作用が大きくなる。コレチメントやレクタブルなどのステロイドならムーンフェイス、ニキビ、筋力低下(特に太もも)、貧血など。イムランなどの免疫調整薬なら急性膵炎など。もううんざりだった。薬を飲めば飲むほど症状は良くなるばかりかどんどん体調が悪くなっていった。こんな状態で一生生きていくなんて死んだほうがましだ。俺は本気でそう思った。俺はあの時本当につらかった。
そんな状況下の中で、俺が最終的にたどり着いた答えが「徹底的な食事改善」だった。

今回は、俺自身の実体験と、他の潰瘍性大腸炎患者の情報をまとめて導き出した、万人に近いレベルで通用する食事メニューを紹介していく。
薬を飲んでも改善しない人にとって、ここからが本当のスタートになるかもしれない。それでは早速見ていこう。

目次

注意事項(必ずお読みください)

管理人は栄養に関するプロではございません。エビデンスベースではなく、実体験や経験論をベースに本記事を書いていますので、最後は読者の方の考えを大事にしてください。私自身もこれまで数々の本やSNS、サイト、実体験、経験談などの情報を見聞きしましたが、個人差が必ず含まれます。私の記事も鵜吞みにせず、必ずご自身で考えることをやめないようにお願いいたします。


なぜ食事が潰瘍性大腸炎の改善に効くのか?

医者に行けば、基本的に薬を処方される。もちろん薬も必要な時はあるし、俺も何度もお世話になってきた。でも、実際のところ薬だけで完全に治る人って、意外と少ない。

特に、初回発症後に1度寛解し、その後に再燃した人は要注意だ。
このパターンの再燃以降、薬が効きにくくなるって話はよく聞くし、俺もまさにそれだった。

それでも、俺がある程度まで回復できた理由。それは間違いなく「徹底的な食事改善」だった。


【結論】潰瘍性大腸炎を寛解させる最強の食事メニューは一汁一菜

結論から言おう。
潰瘍性大腸炎を本気で寛解させたいなら、和食にすること。
そしてさらに言えば、和食の中でも以下の組み合わせの中で毎食構成するべきだ。

  • 豆腐入り味噌汁
  • 白米
  • 脂質の少ない魚(具体的にはシャケを除く白身魚とアジ)

たったこれだけ。だけどこれが最強なんだ。これを俺は一汁一菜と呼ぶことにする。

もちろん個人差はあるけど、これなら「万人にとって悪化要素が少ないメニュー」になっている。俺自身も、これを毎食ベースにしてから圧倒的に症状が安定した。


一汁一菜のメニュー構成が潰瘍性大腸炎の改善に効く3つの理由

以下、一汁一菜のメニュー構成がなぜ潰瘍性大腸炎の改善に効くのかを説明していく。

① 「4毒」を完全に避けられる

潰瘍性大腸炎患者が避けるべき「4つの毒」って知ってるだろうか?

  • 小麦(パン・麺類・揚げ物の衣、お菓子全般など)
  • 砂糖(甘いお菓子、甘い飲み物)
  • 植物油(サラダ油、キャノーラ油などの精製油)
  • 乳製品(牛乳・チーズ・ヨーグルトなど)

この4つは腸にとってかなりの負担になる。俺もこれらを摂取した時は、すぐにお腹が張る・痛む・便がゆるくなるなどの症状が出た。

逆に、この4毒を避けた一汁一菜のスタイルに変えたことで、便の回数が減って、お腹の不快感も明らかに減った。

今回紹介した食事メニューは、この4毒を完全に排除できる構成になっている。だから安心して食べ続けられる。


② 和食ベースだから日本人の体に合っている

味噌汁、豆腐、白米、白身魚。
これはいわゆる日本の「伝統的な和食」スタイル、一汁三菜の構成要素だ。

日本人は長い歴史の中でこのスタイルを続けてきた。つまり、体の細胞レベル、遺伝子レベルで「和食」がしみついている
実際、肉より魚、パンより白米の方が、明らかに腸に優しいと感じる人も多い。

ここで気づいた方もいるだろうが俺は一汁三菜ではなく一汁一菜としている。これはなぜか。理由は単純で一汁三菜(米、味噌汁以外におかずを3つ用意すること)は手間がかかる。そうすると、継続が出来なくなる。だからより仕組化できるようにおかずを3から1に減らして、一汁一菜としている。具体例を挙げると白米、豆腐入り味噌汁、白身魚。たったこれだけだ。こんな簡単な飯は他にない。

和食って、素材の味を活かす調理が多くて、余計な油や甘みが少ない。
だから、潰瘍性大腸炎の腸にも負担をかけにくいのだ。


③ メニューを固定することで「迷い」がなくなる

「今日は何を食べようか…」って毎日悩んでないか?

俺は潰瘍性大腸炎になってから、「何を食べたら症状が改善するのか」「何を食べたら症状が悪化しないのか」を24時間365日考えまくった結果、わけがわからなくなって、食事のメニューを考えることがストレスになっていた

でも、メニューを固定したら、そのストレスが一気に消えた。
同じものを毎日食べてると、体調の変化もすぐにわかるし、万が一不調が出ても原因を特定しやすい。

これはメンタル面でもかなりメリットになる。食事の不安がなくなると、それだけでも調子が上がる。

※補足:Q&A(個人差があるためあくまでも参考程度に)
最新更新日:2025/7/15

Q.白米より玄米のほうがいいのでは?
A.食物繊維が多く、消化に負担がかかることを考慮すると再燃時は白米を推奨。

Q.サバやブリなどの青魚も魚だからよいのでは?
A.脂質が多いため非推奨。魚に含まれるオメガ3は体に良いといわれて俺も食べていたが、食後下痢になる確率が多かった。ただし、アジは問題なかったので今でも食べている。恐らく脂質がサバやブリよりも少ないからだろう。また、抗炎症作用があるといわれているシャケは白身魚だが、脂質が多いためか、食後下痢になる確率が多かったため今は食べていない。

Q.ささみは脂質がほぼ無くてよいのでは?
A.脂質はないのだが、たんぱく質含有量が多すぎる。肉は美味しいのでついつい食べてしまうのだが、それにより体内のたんぱく質が多すぎてしまい消化不良が発生してしまう。俺も細胞修復にはたんぱく質が大事だと聞いて、ささみを食べていたが、適量が分かりずらすぎる。それにより知らず知らずのうちに高たんぱく質摂取を引き起こし、腸に負荷がかかり、腸液や血便が増加した。さらに便が臭くなったため消化不良により腐敗していると考えられる。よって非推奨。

Q.味噌汁の具材は豆腐だけ?
A.野菜を入れている時もある。ただ個人差があるため、自分で試してみるのをお勧めする。不安ならいれなくてよい。

Q.納豆は発酵食品だからよいのでは?
A.俺自身食後におなかにガスがたまり腹痛につながったので非推奨。加熱して食べるものでもないので、そこも消化不良になる原因の一つだと思われるため非推奨。

Q.卵は?
A.腸液が明らかに増加したので非推奨。便が腐卵臭になったため、消化不良を引き起こし、腐敗していると考えられることも非推奨の理由。

※食物繊維、オメガ3脂肪酸、発酵食品、たんぱく質など上記のことすべてに関系するが、これらの食材は消化器系に異常がない正常な人にとっては素晴らしい食べ物になるが、消化器系が弱っている状態の人が食べると消化不良になってしまう。それが症状悪化につながる。

※俺の具体的な1日のメニューは以下の通り。(日によって多少の変動あり)
朝:白米、豆腐入り味噌汁
昼:白米、豆腐入り味噌汁、脂質の少ない魚(具体的にはシャケを除く白身魚とアジ)
夜:白米、豆腐入り味噌汁、脂質の少ない魚(具体的にはシャケを除く白身魚とアジ)


続けるコツ:飽きない工夫と実践のポイント

同じ食材でも調理法や調味料を変える

たとえば白身魚なら…

  • 蒸し
  • 網焼き

味に飽きたら

  • 天然塩をかける
  • 醬油をつける
  • 味噌を加える

などだ。

調味料はシンプルに

なるべく塩、しょうゆ、味噌のみで。
素材本来の旨みを活かせば、そこまで濃い味じゃなくても十分おいしい。

逆に味が濃いと継続が難しくなる。これは意外に思えるかもしれないが、これは毎日常時コーラを飲み続けるのと毎日常時水を飲み続けることを想像すれば簡単だ。コーラはたまに飲むから美味しいのであって、毎日常時飲むにはしんどすぎる。その点水はシンプルで無駄がないからこそ毎日常時飲み続けることが出来る。

また味が濃いと過食の原因になる。味が濃いからついつい白米を食べ過ぎてお腹に負担をかけることになるのだ。シンプルな味付けは人間本来の食欲を取り戻すことにつながる。

無理にバリエーションを増やさない

潰瘍性大腸炎悪化時は「いかに無駄なものを食べないか」が特に大事。
逆に色々試そうとして失敗するケースの方が多い。俺も今まで健康だからといっていろいろ試して何度も失敗してきた。青汁、高カカオチョコ、大量のささみ・・・上げだしたらきりがない。もううんざりだ笑。


最後に:薬で治らないなら、食事を見直すしかない

病院では「食事制限しすぎもよくないよ」ってよく言われる。制限のし過ぎで逆にストレスになると。でも実際、制限しないと症状が落ち着かない人が多いのが現実そもそも、潰瘍性大腸炎になる前は食事制限なんかせずにストレスフリーの状態で好き勝手たくさん食べてきた人が多いのではないだろうか。それなのに潰瘍性大腸炎になっているじゃないか!

俺も薬では良くならなかったけど、この食事を毎日続けた結果、
・トイレの回数減少
・血便改善
・お腹の痛み改善
という状態を保てるようになってきた。まだ完全体ってわけじゃないけど確実に良い方向に向かっているのは確かだ。

もちろん、これが万人に100%効くとは言わない。でも、「薬だけじゃ無理だ」と感じてるなら、絶対に食事から攻めるべきだと心から思ってる。


まとめ:潰瘍性大腸炎を改善するなら、食事は最強の武器

結論寛解を目指す人のための食事メニュー

  • 豆腐入り味噌汁
  • 白米
  • 脂質の少ない魚(具体的にはシャケを除く白身魚とアジ)

シンプルだけど、これが最強。
まずは1週間、これだけで生活してみてほしい。
お腹が静かになってくる感覚を、ぜひ体感してくれ。


もしこれで少しでも症状が落ち着いた人がいれば、コメントとかでシェアしてくれると嬉しい!!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

「経歴」
浪人 → 理系学部卒 → システムエンジニア
「趣味」
サッカー、読書、旅行、K-POP
(特に aespa。推しは ニンニン)
「潰瘍性大腸炎との歩み」
大学入学時に全大腸炎型の潰瘍性大腸炎を診断されるも、リアルダ4錠を服用しながら順調な大学生活を送る。しかし大学4年時、卒論提出直前に再発。元日に入院し、10日間で退院。その後、3か月は症状を抑える。しかし社会人になり、働き始めて2週間後に再発。現在までステロイド治療を継続しながら療養中。約1年間、完全な寛解に至っていない現状と向き合い続けている。
「新たな挑戦」
1年間安静にしても寛解しない中で、「病気と共存しながら人生を楽しむ」ことを決意。ブログを開設し、「潰瘍性大腸炎の不安を一人で抱え込まない」 をモットーに、自身の経験や考えを発信し、同じ病気に悩む方へ勇気と笑顔を届けていく。

コメント

コメントする

目次